個々のペースで、自分と向き合う。
一般部では、筆の持ち方・墨の磨り方など道具の使い方から始まり、基本の点画、臨書に至るまで一般的な書道の知識、技法を幅広く学んで頂けます。まずはお手本を見てかく、というお習字の延長から。その後必須の古典の臨書を一から始めるための方法をお教えします。初めから難しいことはやりません。段階を踏んで一歩ずつ前に進んで行きますので、初心者の方も安心して受講して頂く事ができます。個々のレベルに合わせてカリキュラムを進めますので、周りを気にすることなく自分のペースで学んで頂く事が出来ます。また、ひとクラス少人数制となっておりますので、丁寧に一つずつ、わからないことは徹底的に学ぶことが出来ます。
基本点画・永字八法
永字八法とは、漢字「永」の字の点画に含まれる、書の基本となる8つの技法のことです。まずは横画、縦画、トメ、ハネ、ハライなど、基本の線の書き方から始まり、その後実際に永の字の形を意識しながら8つの技法を学びます。
まずはお習字から
基本の点画を学んだあと、古典臨書に入る前に漢字二字、四字の言葉を練習します。お手本を丁寧に見ながら、基本点画で練習したことを踏まえつつ書いていきます。この段階はいわゆる「お習字」。まずはお手本を見て書くことに慣れていきます。
古典臨書
基本をしっかりと練習したあとで、古典臨書に入ります。楷書のキホン、九成宮醴泉銘から始まり、徐々に行書や草書などの古典をゆっくりと学んでいきます。臨書がはじめての方でも、一から取り組み方をお教えしますのでご安心ください。
競書よりも古典から学ぶ
書道教室、というと、毎月競書があって課題があって段級を取るというシステムが一般的ですが、うらら書道教室では、敢えてこの競書システムを導入していません。それはより多くの時間を古典から学ぶことに費してほしい、という想いがあってのことです。段級システムは目標を持ちモチベーションを保つのに良い方法ではありますが、毎月毎月課題の締め切りに追われ、「段を取る」ということばかりが目的になり、いつしか肝心の臨書にまでなかなか手が回らず、ほとんど臨書をしていない、という方をこれまでたくさん見てきました。当教室では、古典から全てを学んで頂きたいという強い思いがあります。古典の良さや魅力を時間をかけて知っていただき、そこを追求していくことにモチベーションを見出していただきたいと考えております。
実用書・写経
書道は大筆だけではなく、小筆の練習も必要です。むしろ普段の生活の中では小筆の方が需要があると思います。宛名書きや芳名帳などで自分の名前くらいは美しく書きたいものですね。カリキュラムの中に小筆のレッスンも含まれていますので、自信を持って自分の名前を書けるようになりましょう。また、写経なども実用書の上達の一環として取り入れております。
作品展
うらら書道教室では、教室の生徒さんによる作品展を定期的に開催したいと考えています(次回は2026年開催予定)。作品展という目標を持つことでハリが生まれ、悩みながら作品を作る達成感や作品を誰かに見てもらう喜びと緊張感を味わうことで、大きな成長を感じることが出来、次の練習のモチベーションにも繋がります。そして何より作品展開催を通して、同じクラスの仲間や、普段は会えない違うクラスの仲間との交流を持つきっかけにもなり絆が生まれます。仲間の存在はとても大きなものです。作品展という一つの大きな目標を仲間と共有することで、切磋琢磨しながら成長していくことが出来ると考えております。
一般部
■入会金 5,000円
■年会費 5,000円
■月謝 月2コマ 7,000円(税込)
※お道具代、教材費は別途かかります。
■曜日・時間(1コマ2時間)
第1・3土曜日 10:00〜12:00 (残1)
第1・3土曜日 13:30〜15:30 (満席)
第1・3土曜日 15:45〜17:45 (残1)
※別の週に変更になる場合もございます。